Azure DNS ゾーンを作成し、公開ドメインのネームサーバーとして構成する
この記事の目的
Azure DNS ゾーンを作成し、公開ドメインのネームサーバーとして構成する手順を解説します。
ドメインの公開はXserverおよびAWS Route53を例として説明します。
Azure DNS ゾーンを公開ドメインのネームサーバーとして構成すると、インターネット公開ドメインがAzureで管理できます。
👇参考例
$ nslookup ip01.sample1208.com
サーバー: UnKnown
Address: YY.YY.YY.YY
名前: ip01.sample1208.com
Address: XX.XX.XX.XX
Azure DNS ゾーンを作成する
DNS ゾーンを作成する
az network dns zone create^
--resource-group sample_resource_group^
--name sample1208.com
NS レコードセットリストを取得する
az network dns record-set ns list^
--resource-group sample_resource_group^
--zone-name sub01.sample1121.com
下記のような出力が得られます。
[
{
"NSRecords": [
{
"nsdname": "ns1-XX.azure-dns.com."
},
{
"nsdname": "ns2-XX.azure-dns.net."
},
{
"nsdname": "ns3-XX.azure-dns.org."
},
{
"nsdname": "ns4-XX.azure-dns.info."
}
],
"TTL": 172800,
"etag": "*****-*****-*****-*****",
"fqdn": "sub01.sample1121.com.",
"id": "/subscriptions/******-*****-*****-*****/resourceGroups/sample_resource_group/providers/Microsoft.Network/dnszones/sub01.sample1121.com/NS/@",
"name": "@",
"provisioningState": "Succeeded",
"resourceGroup": "sample_resource_group",
"targetResource": {},
"type": "Microsoft.Network/dnszones/NS"
}
]
上記出力から、以下をNSレコードとしてメモしておきます。
ns1-XX.azure-dns.com.
ns2-XX.azure-dns.net.
ns3-XX.azure-dns.org.
ns4-XX.azure-dns.info.
A レコードを登録する
az network dns record-set a add-record^
--resource-group sample_resource_group^
--record-set-name ip01^
--zone-name sample1208.com^
--ipv4-address XX.XX.XX.XX
DNS名前解決のテスト
nslookup ip01.sample1208.com ns1-XX.azure-dns.com.
下記のような出力が得られれば正常です。
サーバー: UnKnown
Address: YY.YY.YY.YY
名前: ip01.sample1208.com
Address: XX.XX.XX.XX
XServer のネームサーバへAzure DNSを登録する
以降の手順はXServerでドメインを取得済であることを前提とします。
XServerのネームサーバ設定画面でドメイン適用先サービスにその他のサービスで利用するを選択し、上記でメモしたAzureのNSレコードを入力して登録します。
AWS Route53のサブドメインをAzure DNSで構成する
以降の手順はAWSでドメインがRoute53に導入済であることを前提とします。
Route53でホストゾーンを選択しレコードを作成をクリックします。
下記を入力して、レコードを作成します。
- レコード名:サブドメイン名
- レコードタイプ:NS
- 値:上記でメモしたAzureのNSレコード