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8 . XBeeのスリープ設定

XBeeを使った自宅状態遠隔見守りサービス実現方法の紹介
第8章 XBeeのスリープ設定について解説します。

XBeeのスリープ機能を使うことで、電池の消費を節約することができます。

前提

👇ここからの内容は下記記事を前提とします

ファームウェアアップデート

XBeeのスリープ機能を使う場合、ファームウェアアップデートを実施する必要があります。

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👆XCTUUpdateをクリックします。

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👆Firmware versionは最新版を選択し、Updateをクリックします。
Update完了までに数分程度かかります。

スリープ動作用にXBeeを配線

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👆 XBeeの9番ピンを10kオームの抵抗を経由してプラス極に接続します。

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👆 スリープを解除する際には、XBeeの9番ピンをGND(マイナス極)に接続します。
👆 どうも挙動が安定しないと思ったら、わかりました!
通常運用時は、XBeeの9番ピンは浮かせて(どこにも接続しないで)おく、
で、スリープを解除する際には、XBeeの9番ピンをGND(マイナス極)に接続する。
で、再度スリープ運用を開始する際には、XBeeを電源から切断して、XBeeの9番ピンは浮かせた状態にして 再度XBeeを電源に接続する。
・・・という運用が正しそうです。 (XBeeのスリープ挙動には悩まされました・・・)

XCTUによるスリープ設定

コマンド入力でスリープ設定を反映します。
※ コマンド入力については3 . XBee送信側の接続と設定を参照下さい。

👇データ取得間隔(IO sampling rate)に12C:16進数で300(ms)を設定します。

atir12C

👇スリープ間隔(cyclic sleep period)に3E8:16進数で1000(10ms)つまり10秒を設定します。

atir12C

👇スリープ回数(number of cyclic sleep period)に6を設定します。
つまり、10秒を6回で1分間スリープさせます。

atsn6

👇スリープ前待機時間(time before sleep)にA:16進数で10msを設定します。

atsn6

👇スリープオプション(sleep option)に4:2進数で0100を設定します。
※ これを設定しないと、スリープ回数(number of cyclic sleep period)が有効になりませんでした。

atso4

👇電圧出力閾値(Supply voltage high threshold)にFFFFを設定します。
これはスリープ設定と全く関係無いですが、電圧出力をONに設定したかったので参考です。

atso4

👇スリープモード(sleep mode)にcyclic sleep & pin:5を設定します。
※ これにより、XBeeの9番ピンをGNDに接続することでスリープからの強制復帰させることができます。

atsm5

👇以上の設定値を書き込み(write)します。

atwr

動作確認

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👆コーディネータ側のコンソールを確認すると、1分間隔でデータが送信されていることが分かります。

参考

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👆参考:ピン配置

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👆参考:ピンアサイン

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👇参考URL

本記事へのリンク

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https://docs.saurus12.com/device/xbee_sleep

[keywords]
XBee Sleep スリープ スリープモード

8 . XBeeのスリープ設定

更新日:2025年06月14日

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